1日一個のりんごで医者いらずって、ほんとう!?

りんごの写真 健康効果

「1日1個のりんごで医者いらず」はイギリスのウェールズ地方のことわざです。

これ、本当かな?

お久しぶりです。「タカヒデ3」です。 さぁ、どんどんやっていきましょう!

結論、「ただのことわざなので、科学的根拠はない」です。

もともと、欧米ではりんごや、その加工品を食することは健康に良いと言われています。

それだけでは物足りないので、様々な、実験で分かってきたことをお伝えします。

様々な、実験で分かってきたことがある。

1コレストロールが低下する。

2心筋梗塞や脳卒中の予防。

3気管支ぜんそくの予防になる。

4神経系の病気の予防。

5ガンの発生率の低下。

等々の論文が上がってきている。

また、研究段階だが、りんごの皮にある、「りんごペプチド」には放射性物質を体外へ排出効果があるそうです。

また、果物であるりんごはどのタイミングで食べるのがイイのか?

それは、いつ食べてもイイのです。

果物を「朝たべるのが金」「昼たべるのは銀」「夜たべるのは銅」と昔から言われているように、朝、起きて脱水状態の身体に「水分とビタミンと果糖」を摂取することは、とても良いことです。

また、果物であるりんごはどのタイミングで食べるのがイイのか?

りんごの理想の食べるタイミングは、「食事前の小腹がすいたときにりんごを食べる」です。

ただ一つ、気を付けなければならない事は、「食後のデザートとして食べてはいけない」です。

驚きですよね、食後にりんごを食べてはいけないとは。

りんごをデザートとして食後に食べる習慣を見直す必要があります。

なぜなら、食べ物は、それぞれ消化に必要な時間が違うからです。

人間が食べ物を消化吸収する時、胃の中で3~5時間。小腸の中で5~8時間。そして、大腸の中で10~14時間。なので排泄まで約30~35時間。

食物を摂取してから排泄まで、約2日弱かかる。

しかし、りんごをはじめとした果物は、なんと約40分で胃を通過していきます。果物は単品であれば、たった一時間弱で胃を通過してしまうのですよ。

また、食物を摂取してから胃で消化吸収されて通過する時間は、食品によって異なるのです。

野菜は約2時間(胃の中の通過時間)、炭水化物は約8時間(胃の中の通過時間)、肉類は約12~24時間(胃の中の通過時間)とされています。

こんな状況で、炭水化物と肉類や魚類を食べながら、野菜を食べる。食事が終わって、デザートのりんごをを食べると、胃で消化吸収に時間がかかる食物が消化するまで、りんごは胃を通過できないことになります。

りんごの気持ちは、「なに待ちなんだよぉ~~~」ってことです。

りんごは胃の中で消化吸収の順番を待つしかないのですが、口の中でかみ砕かれ、唾液と混ざり、胃の中では約38度前後で待機する。胃を通過できるのは、他の食物があるため最短で3~5時間かかるのです。

そんなことをしてると、果物には「食物酵素」が含まれていて、胃の中で発酵してガスを発生してしまう。

せっかくの果物の栄養が小腸に届かない。

だけでなく、腐敗しかかった食物を大腸に送れば、腸内に「悪玉コレステロール」が増殖する。

食後のデザートとして果物を食べると、胃痛、胃もたれ、胸やけ、下痢、逆に便秘、貧血、口臭の悪化、肌荒れ、これらの症状になるのもうなずけます。

また、果物が腐敗して発生した毒素を分解するために、肝臓は解毒作用に働くからいつもより負担が多く、肝臓で解毒しきれなかった毒素は、肝臓の内部や腹部の皮下脂肪に蓄積される。

これが、肝疾患や、肥満の原因となる。

まさか、果物が身体に害を与えるとは。

これを避けるために、

小腹がすいた時に果物だけ食べる。もしくは、食事の最初に果物を食べる。

食べ方を変えるだけで、毒にもなれば、薬にもなる。

米国サンフランシスコにあるカルフォルニア大学のロバート:ラスティグ博士は「ファットチャンス」著書のなかで、「果物に含まれる果糖のリスク」をとなえている。

ラスティグ博士によると、平均的な濃度の果糖の摂取でも脳や消化器官にダメージを与えると言っている。

米国での研究、統計なので、日本人にあてはまらないかもしれないが、「果糖は1日最大25gまで」としている。 最大で、およそ大きめのリンゴ2個まで。 しかし、1日に2個りんごを食べていしまうと、他の食材で果糖を摂取すると過剰摂取になる。 

例えば、りんご2個と炭水化物を摂取すると、炭水化物は果糖とブドウ糖に分解されるので、炭水化物の摂取分が過剰摂取となる。バランス良く食材を摂取するためには、りんご2個ではなく1個にして、炭水化物も摂取した方がバランスの良い食材の摂取と言えるでしょう。

くわえて、ラスティグ博士が着目したのは、

果糖は、分解される時にインスリン(ホルモン)を必要としない性質。

単糖類である果糖とブドウ糖。ブドウ糖は分解吸収するのにインスリンを必要とする。人間の脳の唯一のエネルギー源は、ブドウ糖です。このブドウ糖を分解吸収するのにすい臓から分泌されるインスリンが必要なんだが、インスリンの働きで血糖値が上がる。  血糖値が上がると太りやすくなる。

だが、果糖は消化吸収にインスリンを必要としない。インスリンが必要なければ、血糖値が上がりにくい、したがって、太りにくい!

甘い物が欲しくなったら果物を摂取する、果糖は太りにくいので、ダイエットの救世主となる予感がしますね。 素晴らしい。

しかし、果糖にもデメリットがあります。

単糖類の果糖は、肝臓に運ばれて肝臓のエネルギー源として使われるのだが、飽食の時代、我々は食べ過ぎによって、すでに単糖類のブドウ糖が身体に十分摂取されていると、同じ単糖類である果糖はエネルギー源として使われず身体に蓄積されるのです。

そうです、過剰に摂取された果糖は肝臓に蓄積されるのです。

空腹でも、エネルギーが供給されなくても、身体を動かしたり考えたりできるのは、肝臓の中に蓄えてた果糖とブドウ糖をエネルギーとして使い活動するからです。

肝臓の中の果糖とブドウ糖は必要だが、度を超えて肝臓に蓄積されると、脂肪肝になったり、肝臓疾患リスクが高くなる。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるくらい、痛みや異変が出ずに自覚症状がなく悪化していく。

肝臓の異変に気が付かず肝硬変になってからでは遅い。

りんごに話を戻そう。

りんごは、果糖の取り過ぎ(りんごの食べ過ぎ)に気を付ければ、多くのメリットがある。

りんごの主な健康効果として、

1高血圧の防止

2動脈硬化の防止

3コレステロールの減少

4アルツハイマー病の防止

5虫歯予防

6豊富な食物繊維による腸内環境を整える

7胃痛の防止

8大腸ガンの防止

驚くことに、肺ガンの発症を抑えるデーターがでている。

肺ガンの発症メカニズムが研究途中だけど、フィンランドのヘルシンキ国立公衆衛生研究所の調査によると、

「りんごを1日一個食べている人は、全くりんごを食べていない人と比べて肺ガンに罹患する危険性が58%も下がったデーター」がある。

まだ、研究段階ではあるが、りんごに含まれる豊富な「りんごポリフェノール」が影響しているのではないかと推測される。

りんごを摂取して得られるメリットはとても高いです。

次の3点を気を付けていただくだけで、りんごの効果を受け取ってください。

1.果物を「朝たべるのが金」「昼たべるのは銀」「夜たべるのは銅」と昔から言われているように、朝、起きて脱水状態の身体に「水分とビタミンと果糖」を摂取することは、とても良いことです。

2.小腹すいた時に果物だけ食べる。もしくは、食事の最初に果物を食べる。

食べ方を変えるだけで、毒にもなれば、薬にもなるのです。

3.単糖類の果糖は、肝臓に運ばれて肝臓が活動するためのエネルギー源として使われるのだが、飽食の時代、私たちは食べ過ぎによって、すでに単糖類のブドウ糖が十分に摂取されていると、同種である単糖類の果糖は、肝臓に蓄積されるのです。

そうです、果糖は肝臓のなかに中性脂肪として蓄積されるのです。

それを防ぐために、りんごは1日一個まで。

りんごの効果を正しく知って、正しく食べましましょう!!

近日、腸内フローラについての記事を掲載する予定です。良かったら、その記事もご覧ください。

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